| (注) |
グリーンベルト ― 緑道、細長い緑地帯。
ペイズリー ― 曲線模様の一種。
テイラー ― 主に紳士服などの洋服屋、仕立屋。
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| [問1] |
(1)新しくできた駅の、まだコンクリートの色が白いプラットホームに風が吹き抜けていった。とあるが、この表現から読み取れる「わたし」の様子として最も適切なのは、次のうちではどれか。
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| ア、 |
新しく仕事を始めた父のことをまだこれといった魅力もない駅の印象と重ねて、協力する意欲もわかないでいる様子。 |
| イ、 |
家族に起きている変化に自分が関係してこなかったことを未完成の駅の印象と重ねて、どこからかかわるべきか悩んでいる様子。 |
| ウ、 |
これまで勤めていた会社を父が辞めてしまったことを何もない殺風景な駅の印象と重ねて、納得できないでいる様子。 |
| エ、 |
住み慣れない土地でこれから始まる生活を人気のない寂しい駅の印象と重ねて、漠然とした不安を感じている様子。
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| [問2] |
(2)ギュッとハンドルを握り締め、グイと前を見つめた。よし、いまだっ。掛け声とともに強くペダルを踏み込んだ。ざざっと父の運動靴が土を蹴(け)る音がする。とあるが、この表現について述べたものとして最も適切なのは、次のうちではどれか。
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| ア、 |
父の熱心な指導を受けながらも上達できないでいる 「わたし」とそのことに対していらだつ父の姿を、誇張して印象的に表現している。 |
| イ、 |
緊張しで練習に取り組む「わたし」と気合いを入れて教える父の動きをすばやくとらえて描くことで、生き生きと躍動的に表現している。 |
| ウ、 |
熱心に努力する「わたし」と「わたし」に振り回されながらも粘り強く教えている父の姿を、様々な角度から写実的に表現している。 |
| エ、 |
自転車を練習し続ける「わたし」とその「わたし」をほほえましく感じ始めた父の様子を、時間の経過とともに客観的に表現している。
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| [問3] |
(3)「わたし、乗れたの……?」涙の下から恐(おそ)る恐(おそ)る問うと、そうだよ、もう支えなしで乗れるんだよ、と答える笑顔が目の前にあった。とあるが、この表現から読み取れる「わたし」の気持ちに最も近いのは、次のうちではどれか。
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| ア、 |
本当にひとりで乗れたのかを父に確かめずにいられなかったが、父のやさしい表情からひとりで乗れたことを実感して喜ぶ気持ち。 |
| イ、 |
手を放さないでとあれだけ頼んでおいたにもかかわらず、父が手を放したことを不満に思うとともにその理由を知りたいと思う気持ち。 |
| ウ、 |
実際にひとりで乗れたわけではないのに、泣いている自分を励ますために父はひとりで乗れたと言っているのではないかと疑う気持ち。 |
| エ、 |
思わず泣いてしまったがいつまでも泣いていてはいけないと思い直し、父に話しかけることによって痛みをまぎらそうという気持ち。
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| [問4] |
(4)わたしは窓から首を突き出して下の道路を見つめた。とあるが、「わたし」が「窓から首を突き出して下の道路を見つめた」わけとして最も適切なのは、次のうちではどれか。
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| ア、 |
父や母に冷たくしてきたことに気付いたものの、やはり前向きに生きる二人を見送ることくらいしか自分にはできないと思ったから。 |
| イ、 |
闇の中で何か物思いにふけっていることがあると母から聞いた父のことが気になり、ときには出かけていく姿を見てみようと思ったから。 |
| ウ、 |
見慣れていたスーツとは違う作業用ジャンパーを着た父の姿と母の自転車通勤用の服装に興味があって、一目見たいと思ったから。 |
| エ、 |
父と母が自転車を連ねて出勤するのを見送ることで、母が自転車に乗れるようになったことを自分の目で確かめたいと思ったから。
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